格安スマホは実質中華スマホと言っていい状態

現在巷には格安スマホと呼ばれる、性能を抑えて値段も安く抑えたスマートフォンが多く販売されています。

大手三大キャリアを通じることなく販売されているこれらはSIMフリースマートフォンであることが多いですが、その製造メーカーに注目するとほとんど大半が中国や台湾など中華圏のものであることに気付くことでしょう。

HUAWEIZTEASUSなどは格安スマホのメーカーとして有名だが、やはり中華圏のものです

またAQUOS senseシリーズを販売するSHARPも、今は台湾傘下に入っているため中華圏とみなしてもいいと思われます。
他に有名な格安スマホのメーカーで非中華圏というと、富士通と大手三大キャリアにも卸している京セラしか思い浮かびません。

現状日本の正規の販売ルートに乗っているものだけでもほとんどが中華圏のメーカーのものであると言えます。
日本製品どころかその他メーカー製でもあまり格安スマホは販売していないところが多いのが現状です。

ちなみに中華圏のスマホメーカーは国内に正規流通しているものを除くとおびただしい数存在します。

日本に進出しているメーカーなどは氷山のほんの一角に過ぎません。
ではそれらの大量の中華圏メーカーが何故日本に入ってこないのか?その理由は2つ考えられます。

一つは、既に日本進出しているメーカーに対抗出来るかが怪しい、そもそも勝算がない弱小メーカーも多いこと。
中華圏メーカーの中でも有名と言えるメーカーは50をくだらないほどありますが、やはり上述のHUAWEIやZTEなど大手メーカーには太刀打ちできないほど規模が小さいところも少なくありません。

そもそもお膝下の中華圏でもそれら大手メーカー相手に戦っている状態で他所様に手を出している余裕など無いでしょう。

もう一つは、日本と中国では使われている電波の周波数が異なる事が挙げられます。

日本のSIMカードで使える電波周波数は、docomo、au、softbankでそれぞれ微妙に異なっており、中国で使われている周波数、中華圏メーカーが主に出荷する先の周波数とは若干のズレがあり、そのまま使うには少々不便と言わざるを得ません。

現在主流の通信方式であるLTE(4G)で考えた場合、docomoやdocomo系の格安SIMではバンド1,3,19、auやau系の格安SIMではバンド1,18、softbankやsoftbank系の格安SIMでは1,3,8の周波数を使用しています。

が、中華圏のスマートフォンはバンド1,3,7,8,20への対応が多く、これに上手く合致するのはsoftbank系のみとなっています。docomo、auではバンド1しか対応していません。

バンド1が対応しているならそれでいいというわけではなく、建物内部や山間部などで電波を掴みにくい状態になってしまうため、バンド18,19が掴めないのは問題なのです。

なので、日本進出しようとするならばそれらにわざわざ対応させる必要があり、手が出しにくいといったところでしょう。

その点softbank系はうまく合致しているため、もし国内正規流通でない中華圏メーカー製スマートフォンを使う場合はsoftbank系のSIMを用意すると良いでしょう。

この無数に存在する「国内正規流通でない中華圏メーカー製スマートフォン」は、それこそ下を見ればキリがないほどに安いものもあり、如何に中華圏の製造品が安いか、そして如何に国産のスマートフォンが高いかを思い知ることになります。

下手をすれば5,000円ほどのスマートフォンすらあります。
しかし同時に値段の低さに見合った性能の低さを持っており、値段と性能の妥協点を模索する必要がある難しい分野でもあります。

昨今のスマートフォンはある程度の額を払えば文句の付け所があまりない出来の良いものを手に入れられるため、その点で悩む必要がありません。
格安スマホの購入・使用を検討する人はまずそのバランスに悩む必要があり、なるべく安いものを買いたくてもある程度の出費は覚悟しておいたほうが後々のためであると進言させて頂きます。

上手いこと爆安のスマートフォンを探し出すことが出来ても、あとで泣くことになりかねない、ということをお忘れなく。

国産のスマートフォンメーカーがもっとこの分野に力を入れてくれれば、それほど悩むこともないのですが、現在それを望むのは難しいと言えるでしょう。
格安スマホに興味のある方は、うまいこと自分にピッタリな中華製スマートフォンを探し出せると良いですね。